マイホームのための土地購入では地盤調査は必要?目的や費用相場をチェック!
マイホーム暮らしは長い目で見ると、賃貸物件に住み続けるよりも、メリットを感じる方も多いでしょう。
マイホームを建てる前にはその土地の強度についても知っておきたいものです。
今回はこれから土地を購入してマイホームを建てようと計画を立てている方のために、土地の地盤調査に関する事柄をまとめてご紹介していきます。
土地を購入して住宅を建てる前に地盤調査は必要?
土地購入やマイホーム購入の前に一度真剣に考えておきたいのは、長い目で見た住まいの安全性。
住宅の耐震性ももちろん大切な要素ですが、建物が安全に建てられる土地かどうかやどの程度の強度を持つ土地なのかを正しく知るために、地盤調査をおこなうことは安全な住まいづくりには欠かせません。
現在のところ、地盤調査は法律で義務化されているわけではありませんが、住宅の品質や災害対策の一環としてほとんどの住宅地でおこなわれていると考えてよいでしょう。
土地を購入して住宅を建てる前に地盤調査をおこなう目的とは?
土地の地盤調査をおこなううえでのキーワードとなるのは、下記の事柄。
人口的に形成された土地なのかどうか、どの程度の重さの建築物に耐えられるのかなど、地盤調査は安全に住宅を建てるうえで重要な指標となります。
最近は、地震・水害・土砂崩れなどの自然災害への懸念も高まっていますので、住まいの災害対策としても役に立つはずです。
とくに、土層・地下水位・液状化判定の3項目が、地震に強い家づくりでチェックしておきたい項目と言われています。
●土層
●地下水位
●液状化判定
●地盤構成
●地盤強度
●地盤支持力
●土質
土地を購入して住宅を建てる前の地盤調査の気になる費用相場は?
地盤調査は地盤調査会社にお願いすることになりますが、専任の技術者がいる会社に相談をするのがおすすめです。
また、地盤調査の方法にはたくさんの種類がありますが、マイホーム建設を目的としている場合には、「SWS試験(SS試験、旧スウェーデン式サウンディング試験)」や「ボーリング調査(標準貫入試験)」と呼ばれるものが一般的です。
コストが比較的かからない簡易調査にあたる方法ですが、新築一戸建て住宅・中古一戸建て住宅・店舗などの小規模建築物、アパート・マンション・商業施設などの中大規模・大規模建築物をはじめとして、さまざまな建築物やインフラ設備の建設などに採用されています。
一般的な敷地面積の住宅地では、SWS試験で5~10万円ほど、ボーリング調査で15~25万円ほどが目安となる費用。
マイホーム建築のための土地を購入する際は、ぜひ検討してみましょう。