購入したマイホームが話題の長期優良住宅に認定されるとどうなるの?
マイホームの購入を検討している方は、長期優良住宅という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。
ですが、長期優良住宅とは何か、具体的な内容を知っていますか。
今回は、マイホームの長期優良住宅にフォーカスします。
長期優良住宅認定制度やメリット・デメリットについて深掘りするので、ぜひ、今後の参考にしてみてくださいね。
マイホームにおける長期優良住宅認定制度とは?
マイホームにおける長期優良住宅認定制度とは、長く、安心して安全に暮らせる住まいか審査するために9つの性能項目を設置した制度のことです。
どのような項目があるのか、みていきましょう。
●劣化対策…100年間継続して使用できる構造になっている
●可変性…間取りの変更がしやすい
●省エネルギー性…断熱性をはじめとする省エネ性能が備わっている
●居住環境…エリアの景観に配慮されている
●住戸面積…良好な生活のために必要な一定の広さが確保されている
●維持保全計画…補修や点検の計画が立てられている
●維持管理・更新の容易性…給排水などの設備の維持管理がしやすい
●耐震性…一定の耐震等級がある
●バリアフリー性…バリアフリーへの改修に対応できる
このように、さまざまな観点からのチェックを受けて無事に認定されれば、該当物件は長期優良住宅だといえます。
マイホームが長期優良住宅に認定されるメリット・デメリット
続いて、マイホームが長期優良住宅に認定されると、どのようなメリットやデメリットがあるのかみていきましょう。
メリット
●税金面での優遇
住宅ローン減税・不動産取得税・固定資産税・登録免許税で優遇措置が受けられます。
また、住宅ローンの金利や地震保険でも優遇されることが多いでしょう。
●売却の際にアピールポイントになる
長期優良住宅は国の認定制度なので、資産価値も上がり、売却の際の大きなアピールポイントとして有効です。
●補助金が受けられる
地域型住宅グリーン化事業制度で、最大140万円の補助金を受けられる可能性があります。
●寿命が長く快適な生活がしやすい
一般の住宅の寿命は50年といわれているのに対して、長期優良住宅は100年といわれるほど性能が高く、快適な暮らしが実現できます。
デメリット
●申請の手続きが大変
申請の手続きが複雑で、認定のハードルも高いといえます。
施工会社にサポートしてもらえる場合、手数料は必要ですが、依頼するのも方法の一つです。