土地を購入するときは整地が必要かどうかを確認しよう!
土地を探していると、「整地済み」との言葉を見かけることもあるでしょう。
ただ、どのような土地を表しているのか、知らない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は土地の購入を検討している方に向けて、整地済みの土地の特徴や、必要な費用の目安などをご説明します。
購入前に知っておこう!整地済みとそうではない土地の違いについて
注文住宅を建てるときなどは、土地探しから始めます。
立地や周辺環境の充実度、駅や学校までの距離など、希望する条件はいろいろとあるでしょう。
ここで覚えておきたいことは、整地されていないと、すぐに家を建てられないことです。
整地とは、平らにならされていて、すぐに使える状態になっている土地のことです。
土の中の石などを取ってならす「粗整地」や、粗整地のあとに化粧砂などを敷いて見栄えをよくする「砂利整地」など、いくつかの種類があります。
整地済みの土地を買うメリットは、費用や手間がかからないこと。
整地には費用がかかりますし、作業期間も必要です。
さらに、「古家あり」との表記があると、解体費用もかかってしまいます。
すぐに家を建てたい場合は、整地済みの土地を探すとよいでしょう。
購入前に考えよう!土地の整地にかかる費用とは?
好条件の土地を見つけたとき、費用をかけて整地するほうがよいのか、他の土地を探したほうがよいのか、迷ってしまうかもしれません。
そこで、判断する基準のひとつとして、整地にかかる費用の目安をご紹介します。
どのような土地なのかによって、かかる費用に幅があります。
たとえば、石などを取るだけなら、坪単価は300~600円ほどです。
雑草や木がある土地は、伐採などの作業が加わるため、坪単価は5,000円前後かかります。
斜面での作業になると、基本的に坪単価で1~2万円かかり、傾斜によってはもっと高額になる可能性もあります。
さらに家の解体が必要な場合は、木造で坪単価4~5万円が必要になり、30坪なら120~150万円かかるでしょう。
これだけかかる費用を抑えるためには、古家がない土地、できれば整地済みの土地を購入することが有効です。
値段の安い土地でも、整地や解体費用を加えると相場より高くなってしまうこともありますから、購入前にはきちんと確認しましょう。