「土地」を購入する前にチェック!選び方のポイントと注意点
家族で暮らしたいエリアが決まったら、マイホーム建設用の「土地」選びも重要です。
今回はマイホームを計画されている方へ、失敗しない購入のポイントや、購入には注意したい土地の特徴を解説します。
こんなところをチェック!土地購入のためのポイントと注意点
購入するまえに、まずチェックしたいポイントが「用途地域」です。
都市計画法により「市街化区域」に定められた地域には「用途地域」があり、建てられる建物の規模や種類が異なってくるので注意しましょう。
また、買いたい土地が宅地用として利用可能かを確認しておきましょう。
「防火地域」「準防火地域」かも確認します。
これらは都市計画法により、密集地などで火災が起きた際に、延焼を防ぐ目的で定められた地域です。
建物の材料や構造の制限が出てくるので、不動産会社や役所などで確認して、把握しておく必要があります。
また、地震が多い日本では「地盤」も注意すべき点です。
国土交通省が運営する「ハザードマップポータルサイト」なども参考に、そのエリアの災害リスクや特徴などを確認するのもよいでしょう。
土地そのものに関しては「容積率」や「建ぺい率」がポイントです。
容積率によって延床面積の上限、建ぺい率によって建築面積の上限が定められているので、イメージする規模のマイホームが建てられるか確認します。
こんな土地には気をつけて!購入の注意点となる特徴
次に、購入の際に注意すべき土地の特徴もおさえておきましょう。
まずは「形状」についてです。
家が建てやすい四角い土地ばかりでなく、家を奥に建てることになる旗竿地も、比較的価格が安く、静かな暮らしがしやすいなど、それぞれにメリットがあります。
しかし、形状がいびつな場合、ハウスメーカーの設計プランでは対応できず、設計事務所に頼んで、結果的に割高になることもあります。
また、形状が特殊な土地は先々で売却しにくい可能性があるため、注意しましょう。
形状とあわせて、「高さ」にも注意しましょう。
土地が低い場合は、大雨などの影響を受けることがあり、排水設備や盛土が必要になれば費用もかさみます。
車庫や駐車スペースを確保したい場合、「消火栓が前にある土地」は注意が必要です。
法律により、消火栓や防火水槽から5メートルの範囲は駐車ができないため、車庫もつくれません。