マイホーム建設用の「土地購入」に必要な手続きの流れ
マイホームのために希望のマイホーム建設用の「土地」を購入するには、さまざまな流れがあります。
今回は、土地購入の流れを「買付証明書提出と住宅ローンの事前審査まで」と、「売買契約から引き渡しまで」の前半・後半に分けて、はじめて買う方にもわかりやすく解説します。
土地購入の流れ【前半】買い付けの申込とローン事前審査
まず、手に入れたい土地がみつかったら、不動産会社に「買付証明書」を提出します。
「買付証明書」とは、買い付けの申込のようなものです。
土地購入の意思を表すものなので、登記と現地の整合性がとれているかなど、事前に確認しておくことが大切です。
用紙は不動産会社などが用意する用紙に記入することが多く、署名と捺印をするほか、価格の引き下げの要望を書くことも可能です。
ただし、別の購入希望者が売り出し価格にそった書類提出をすると、そちらの交渉が優先されるケースもあるので気を付けましょう。
また、法的な拘束力はなく、万一のときには「買付証明書」の撤回もできます。
次に、住宅ローンを組む場合、「事前審査」があります。
「事前審査」では、本審査の前に、金融機関がどの額まで融資してくれるかを確認します。
住宅ローンは土地のみでは利用できないため、つなぎ融資や、特定の金融機関がしている土地先行融資の手続きをとります。
土地購入の流れ【後半】売買契約締結から引き渡しまで
次は、いよいよ売買契約締結のための流れに入ります。
売買契約の直前に、宅地建物取引主任者から「重要事項説明」がおこなわれます。
可能であれば、事前に「重要事項説明」の内容についても、書類のコピーなどをもらって確認しておくと、説明に対する質問もしやすくなるでしょう。
「重要事項説明」を受けてから、「手付金」を払う流れです。
手付金は、土地の約10%の金額を現金で用意し、仲介手数料の半分や印紙代も支払います。
これらを進めて、契約書に署名捺印をし、「売買契約の締結」にいたれば、住宅ローンも申し込んで「本審査」です。
「本審査」の必要書類は多岐にわたるため、不備のないよう前もって確認して準備しましょう。
審査に通れば、正式に住宅ローンの契約となります。
最後に「引き渡し」となり、このときに残金の支払い、登記申請やローンの実行などを1日ですませます。
一般的には、金融機関で、売主や司法書士らと一緒に手続きしますが、司法書士への報酬も同日に支払います。