住宅のホルムアルデヒド発散等級に関して知っておきたいことを解説
新築住宅の購入にあたり、使用された建材などにより、アレルギーのような症状が起こらないか心配な方もいらっしゃるのではないでしょうか。
思いがけない健康被害を受けずに済むよう、室内を漂う化学物質の量などは確認しておくと良いです。
今回は、ホルムアルデヒド発散等級の意味のほか、等級が低いときに起こりうる症状などについても解説します。
住宅購入前に知りたいホルムアルデヒド発散等級の意味
ホルムアルデヒド発散等級とは、建材などから出てきているホルムアルデヒドの濃度を示す等級のことです。
住宅の建築時に使用された資材などが原因で起こる症状、いわゆるシックハウス症候群は近年広く知られるようになりました。
ゆえに、後述する一部の対策が建築基準法にすでに盛り込まれているほか、濃度を示す等級も定められ、どれほどのホルムアルデヒドが室内に漂っているのかを事前に確認できるのです。
建材からの飛散量が少ない住宅を選べば、入居後に症状で悩むリスクが下がります。
少しでも健康被害を受けるリスクを下げたいときは、各住宅で等級を確認しておくと良いでしょう。
なお、等級は1から3まであり、発散量が極めて少ないと評価されたときには3がつけられます。
等級の意味を間違えると希望したものとは異なる住宅を購入しかねないので、各評価の内容も忘れずにご確認ください。
ホルムアルデヒド発散等級が低い住宅は問題?症状や対策とは
住宅内に漂うホルムアルデヒドが多いと、シックハウス症候群が起こる可能性も高まります。
目がチカチカする、鼻水が出る、吐き気や頭痛がするなど、具体的な症状はさまざまです。
ただ、何らかの体調不良を起こすかどうかは人それぞれであり、同じ環境にいてもとくに問題ない方もいらっしゃいます。
誰にとっても有害とはいえないものの、住居内で思わぬ健康被害が生じないよう、問題になりうる物質の使用量を抑える対策が近年とられています。
ホルムアルデヒドでは発散量に応じて各建材の区分が決められ、使用の可否などが変わるのです。
制限を受けずに使用できるのは、ホルムアルデヒドの発散がとくに少ないものだけです。
多少の発散が認められるものは建材として使えるものの、使用面積が限られます。
対策が講じられている化学物質はほかにもあり、アセトアルデヒド、トルエン、キシレンなどでも室内での濃度指針値が作られています。
住宅内に漂う化学物質が原因で体調を崩す可能性は現在でもあるものの、上記のような対策により、以前よりはリスクが下がっているのです。
まとめ
購入した住宅内でアレルギーのような症状が起きる事例が一定数あったことから、近年ではホルムアルデヒド発散等級が設けられています。
シックハウス症候群の原因となりうる物質の使用量を抑える対策も近年実施されているので、以前よりは安心して住宅が購入できます。
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