銀行から住宅ローンの融資を受ける際の「融資手数料型」と「保証料型」とは?

住宅購入情報

鎌田 達弥

筆者 鎌田 達弥

不動産キャリア12年

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銀行から住宅ローンの融資を受ける際の「融資手数料型」と「保証料型」とは

 

マイホーム購入を検討中の方は、ほとんどの方が銀行から住宅ローンの融資を受けると思いますが、初めての融資の場合はわからないことが多いのではないでしょうか。

 

銀行で融資の説明を受けようとする際に、担当の方から聞き慣れない専門用語を耳にしても、知っていて当然と思われてそうでなんとなく質問しづらく不安になる方も多いと思います。

 

そんな住宅ローンですが、融資を受ける際には「融資手数料型」と「保証型」があるのをご存じですか?

 

今回は、住宅ローンにおける「融資手数料型」と「保証型」の仕組みはどのようなものか、ポイントを解説していきます。

 

 




銀行で住宅ローン融資を受ける際の「融資手数料型」

 

「融資手数料型」とは、事務手数料を支払えば保証料なしで銀行から住宅ローンの借り入れができる仕組みのことを言います。

 

保証料については次項で解説しますが、住宅ローンの借入金額に対して約2パーセントの事務手数料を支払うことで銀行から融資が受けられます。

 

手数料さえ支払えば保証料を支払わなくてよいので、その分金利が低くなることがポイントです。

 

銀行で住宅ローン融資を受ける際の「保証料型」

 

「融資手数料型」が事務手数料を支払うことで融資が受けられる仕組みである一方、「保証型」は保証会社に手数料を支払うことで融資を受けられる仕組みです。

 

保証料を支払うには2つの方法があり、現金一括で支払う方法と金利に0.2パーセント上乗せして支払う方法があります。

 

また、住宅ローンを返済している途中で繰り上げして返済した場合、前払いして支払っていた保証料の一部が保証する必要のなくなった期間の分だけ手元に返ってきます。

 

「融資手数料型」では繰り上げ返済をしたとしても最初に支払った事務手数料が返金されることはないので、この仕組みは「保証型」のメリットと言えます。

 

「融資手数料型」と「保証料型」はどちらが良いのか

 

ここまで解説したことから考えると、繰り上げ返済を随時行い短期で返済する計画を立てている方には「保証型」の方が合っていると言えます。

 

その一方で、初めに決めた返済計画にのっとり毎月着実に返済する予定の方にとっては、金利の低い「融資手数料型」の方が良いと言えます。

 

大切なのは、金利を含めた実際の総支払額を把握してどのように返済していくのかきちんと計画を立てることです。

 

そのためにも銀行の融資担当者に総支払額を計算してもらい、比較検討してみましょう。

 

まとめ

 

いかがでしたか?

 

銀行の融資はわからないことも多いですが、今回解説したことを参考にして自分が納得いく選択をしてくださいね!

 

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